最近はすっかり土の上を歩かなくなりました

道路は舗装されていますし、公園でも歩道は舗装され

植え込みには柵があって・・・

 

子供を芝生の上でのびのび遊ばせてあげようと思っても

ちょっと遠くまで足を延ばさなければならなくなりました。

私たちが子供の頃はすぐ近くに原っぱがいくらでもありましたが。

 

その原っぱ(はらっぱ)ですが

ある小学校の過去問題の中に見つけました。

 

ボール遊びに適した場所を選ぶ問題で、

・家の前の道路

・近くの駐車場 

・混んでいるかもしれない公園

・広いはらっぱ

などの選択肢があり、正解は“はらっぱ”なのですが

多くの子供は“はらっぱ”と言う意味がわからないようでした。

 

確かに最近では“はらっぱ”と言う言葉、使わなくなりましたね。

この文章はWordで、日本語変換にIMEを使っていますが

“はらっぱ”と入力すると入力ミスを警告する赤い波線が出ます。

 

それだけ使われない言葉なのでしょうが

入試に出てくるとなれば話は違ってきます。

多くのお母さんは、『この場合は“はらっぱ”を選ぶの!』と

対症療法的に丸暗記させようとします。

子供は記憶力が大変ありますからすぐ覚えて

お母さんはわが子に『いい子、いい子』と、なります。

 

でも、待って下さい。

丸覚えは危険な場合もあります。

“はらっぱ”の意味がわかっていないと、

さっきの問題で『ボール遊び』が違う言葉になると、

もうわからない、ってことになりかねません。

 

やはり時間はかかっても

日常生活の中でお母さんと一緒に学習していくのが一番です。

そして時間があるときは、

なるべく外に出てのびのびと遊ぶ時間を作ってあげてください

 

勉強、勉強では入試は突破しても偏った子供になってしまいますし、

面接のある学校ではすぐ見破られてしまいますし。

 

入学準備のスクールに通われている方も多いと思いますが、

今、どんなことを勉強しているのかしっかり把握して、

それを日常生活の中でも取り入れてください。

お父さんやお母さんも一緒に勉強している姿勢は

必ずお子さんにも伝わりますから